2つのレジェンドガイドの雑感 ――ガイアが俺にレジェンドになれと囁いている

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Strangelove氏とSenbonzakura氏による二人のガイドをそれぞれ紹介しましたが、内容的にはそこまで変わらないという印象を持たれた方が多いと思います。ですが、あえて二人のガイドを紹介したのは、両者のラダー・クライムへのアプローチの差異に着目したかったからです。ざっくりまとめると、Strangelove氏は分析や研究を重視し、Senbonzakura氏は可能な限り試合経験を積むことを重視します。 

おそらくStrangelove氏の方が理論派で、Senbonzakura氏はより実践派なのだと思います。とにかく数をこなすことを強調するSenbonzakura氏は、Strangelove氏が分析によって得ている知識を、実戦を通して肌感覚で身に付けることができるのでしょう。とはいえ、これはSenbonzakura氏の方がセンスがいいとか優れているということを意味するものではありません。分析と研究によって対策を頭で理解しているStrangelove氏は、単にSenbonzakura氏のようにそこまで試合数をこなさずとも戦い方をわかっているため、スムーズにラダーをのぼることができるだけなのかもしれません。

二つのアプローチは、どちらが正しいとか、自分にあった方を選びましょうとかいう話ではなく、どちらも真理であり、バランスの問題だと思います。いくら分析してみても思ったようなランクに位置していないなら、絶対的に試合数が足りないのかもしれません。いくら試合をこなしてもランクが上がっていかないなら、戦績を分析し、プレイングを振り返る必要があるかもしれません。この理論と実践のバランスは、ハースストーンに限らず、おそらく何かを習得したり上達させる際には常に当てはまるものでしょう。

ひとつ両者の共通点を挙げるとすれば、どちらも感情のコントロールに言及している点でしょうか。ガイド記事を執筆するような熟練プレイヤーたちもそこに困難を抱えているのであれば、一般のプレイヤーが自分の感情に振り回されるのは無理もない話です。以前、将棋の強い友人に、アマ同士の戦いは大小問わず必ずミスが出るものだから最後まで諦めずにプレイしろ、というアドバイスをもらいました。もちろんメタやデッキの特性を知っていることは前提ですが、案外その辺りのメンタリティに「上手」と「下手」の分水嶺があるように思います。

 

…と、長々書いてきましたが、もうここから先はレジェンドになってみないとわからないと思うので、今月は本格的に初レジェンドを目指してみます!正直なところ自分がこの手の対戦ゲームに向いてるとは思い難いのですが、真面目に取り組むことで逆にハースストーン以外にも共通している己の弱点を炙り出せるような気もしています。

レジェンド経験者が「いや、別にレジェンドにならなくてもさ、ゲームを楽しむことが一番大事じゃないかな」と『地獄のミサワ』的なことをのたまうのに軽くイラっとくるのは私だけではないはずです。このもやもやを解決するには自分がレジェンドになってこの手の発言をする側に回るしかありません!

途中経過は一応ブログにアップしていこうと思っているので、よかったら応援よろしくお願いします。応援と言われても何をすればいいかわからないにゃぁ…という方は、ラダーであたった時にすぐ爆発してくれると喜びます!何卒よろしくお願いします!!

 

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こざき亜衣あさひなぐ』8巻、218-9頁

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