はじめてのレジェンドのための10の秘訣(by Strangelove)―前編
Strangelove氏による'10 Tips For Your First Legend Climb' というHearthstone Playersの記事を簡約したものです。全訳は権利上まずいと思ったので、紹介というかたちをとりました。
ざっと訳してところどころ縮めたので、きちんと知りたい方は元記事にあたってください。なお、投稿されたのは2015/10/30なので、少し前の記事です。
目次
- あなたが思ってる以上に大変です
- ほとんどのデッキでレジェンドに到達できます
- すべてのマッチアップで相性をよくするのは無理だと理解しましょう
- 持ち時間はちゃんと使いましょう
- 流行りのデッキのことをよく知っておきましょう
- 戦績を記録しましょう
- コーチを頼みましょう
- 自分の試合をちゃんと振り返りましょう
- 友達をつくりましょう
- 楽しみましょう
最初が一番大変なんだというのはよく聞く話ですが、これは真理です!はじめてレジェンドに到達するにはかなりの根性、気合、時間が必要ですが、達成できた時の見返りもその分大きいものです。
この記事では、はじめてレジェンドに到達するための10の秘訣をお教えしようと思います。話題は実践的なプレイングのアドバイスからラダーをより円滑にすすめるための心理面のテクニックまで広範に及びます。さあ、はじまるドン!
#1 あなたが思ってる以上に大変です
所詮はゲームだろ?レジェいったぜみたいな報告はよく目にするし、大したことないでしょ!
このような考え方は確実にあなたのレジェンドへの道を険しいものにします。この難点は、あなたが何か問題に直面した時、それをはるかに難しく感じさせてしまうことです。
私が言いたいのは、もしあなたが余裕だぜと思ってしまったら、そうでなかったときにあっさり平静を失ってしまうよ、ということです。きちんとラダー・クライムが厳しいものだと覚悟していたら、どんな困難に陥っても「当たり前」だと思えるでしょう。だってあなたはそれをちゃんと予想していたんですから。
このことはまた、別のきわめて重要なポイントを教えてくれます。確率の偏りはまったくもってふつうのことです。あなたは連勝もするでしょうし、連敗もするでしょう。途中でランクが下がってしまうのはおかしなことではありません。しっかり心の準備をしておけば大丈夫です。本当にドツボにはまるのは、余裕だと思っていたのに連敗したりランクを落としたりした時です。その原因をなにか(相手、マッチングシステム、新拡張など)に押し付けたり、デッキを取っ替え引っ替えしてみたり、ティルトに陥ったりと散々なことになるでしょう。
話をまとめると、どんなカードゲームでも敗北はたくさん経験するものですよ、とういことです。これはもうカードゲームの本質なんです。もしそれを受け入れられたら、負けることはそれほど苦痛ではなくなるでしょうし、敗北はこのゲームをプレイする上での当たり前の一要素だと思えるようになるでしょう。
#2 ほとんどのデッキでレジェンドに到達できます
これは最初はじめたころには理解しづらいことでした。評価の高いデッキを使わなければいけないんだとずっと思っていました。でも私が学んだのは、大体のデッキでレジェンドに到達できるということです。結局はデッキではなくプレイヤー次第なんです。
これを理解してもらういい例が、はじめて私がレジェンド到達目前までいった時のことでしょう。当時私はTier3-4だと思われていたデッキを使っていて、短時間でランク5まで駆け上がりましたが、そこですこし停滞しました。
私は評価の低いデッキのせいだと考えました。そして別のデッキに乗り換えて(当然、更にデッキを乗り換え続けるはめになります)あっさり連敗を続け、最終的にランク12でそのシーズンを終えました。
数週間後、私がプレイしていた例のデッキは突然Tier2-3に評価され、みんなそれがなかなか結構なデッキだと評価を下しました。
振り返ってみると、私はそのデッキだけに専念して、競争がランク5あたりでヒートアップするものだと気づくべきでした。それができたら、レジェンドに到達できたか、少なくともランク12よりはずっといい位置でフィニッシュできたでしょう。
もしランク5までいけたデッキがあったら、それはレジェンドまであなたを連れて行ってくれます。あなたが残してきたスタッツと結果を信じて、他の人のデッキ評価に惑わされないでください。あくまであなたが扱えるなかで「強い」と思われているデッキで始めるのが大事です。
#3 すべてのマッチアップで相性をよくするのは無理だと理解しましょう
あなたがどのデッキをプレイしていても、相性の善し悪しは必ずあります。マッチアップを研究し、それぞれの相性を学んでください。これは、どんな相手に対しても相性をよくしようという不可能な試みのためにデッキをいじりすぎる危険を避けさせてくれます。
といっても、すべての対戦で勝とうとすべきでない、ということではありません。たとえ相性が悪い相手であっても、常に勝とうとするべきです。どんなデッキにも強みと弱みがあります。あなたのやるべきことは、自分の使ってるデッキの長所を可能な限りうまく活かすことです。
デッキの長所と短所を知ることは優れたプレイヤーになるためには重要なことです。同じくらい重要なのは、あなたの対戦相手のデッキを隅々まで知っていることです。(これについては後述します)
#4 持ち時間はちゃんと使いましょう
多くのプレイヤーと同じように私も急いでプレイしてしまう傾向がありますが、これはいつも私の試合をダメにしてしまいます。ハースストーンでは、しなくてはいけない決断がたくさんあります。持ち時間をつかって毎ターンしっかり考えましょう。
現在のターンだけでなく、これから先のターンのことも考えましょう。もしこのターンこのプレイをしたら、次のターンは何をプレイすることになるだろう?このプレイは相手が次にできることにどう影響を与えるだろう?何を引く必要があるだろうか?あるいは相手の手札に何があって欲しいだろうか?徹底して考えるために必要なだけの時間をかけることを強く推奨します。
#5 流行りのデッキのことをよく知っておきましょう
すべての流行りのデッキをマスターしろというつもりはありませんが、どうやってプレイされるものなのか、それぞれのターンでそのデッキは何ができるのかについての知識は必要です。
ネット上のデッキガイドをよく読んで、そのデッキを使って5-10試合対戦してみてください。どうプレイされるのか感触をつかんでください。長所と短所、そのデッキの勝ち筋、カードやスペル間のシナジーを学んでください。
どうやってあなたの対戦相手のデッキがプレイされるのかを理解することは大きなアドバンテージとなります。対戦するだけでわかることもありますが、そのデッキに勝つ方法をちゃんと理解するには、実際使ってみる必要があります。
後編はこちら
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